Wednesday, May 23, 2012
新大久保かと思った。
どう見ても、日本の中華料理でしょう?
駐車が難しい台北では、ご飯時にたまたま駐車スペースを見つけたら、すぐさまそこにとめて、周辺の食事処を物色することがある。
そして、たまたま見つけたのが、外に日本独特の蝋模型がある、この古臭い店。
いかにも新大久保にありそう。
店内に入ると、ビールのポスター貼ってあるし、冷蔵庫に冷えたコップ入ってるし、どう見ても日本の古臭い中華料理屋にそっくり。
最近、台北に新しくできた流行の日式ラーメン屋は、おしゃれな店ばかりだし、とんこつ味ばかりで、東京味じゃないのであまり気に入らなかったが、ここのラーメンは、いかにも昔の東京の味だった。
食べていると、老店主が出てきたので、「日本で店出していたのですか?」とたずねると、30年もやっていたという。
「日本と言っても広うござんすが、どちらで?」
「渋谷と新大久保。今ね、孫と姉、やてるよ。」
「えっ、新大久保ですか?どこの店?」
やっぱり、行ったことある店だった!
マックの横の100円ローソンのある道入ってった右側にある、あの店。
50年近くもやってるんだって、あそこ。
「でも、あそこ、やってるの日本人じゃないですか?」
「あ、あれ、私の孫。日本、育ただから。」
戦後すぐ228事件で台湾にいられなくなって、上野の美術学校に入学して、銀座の路上で肖像画描きながら、学費稼ぎに新宿でラーメン売ったらヒットして、気がついたら30年もたっていたので、台北に帰って折からのブームだった日式ラーメン店をやることにした、とかいう話をいかにも語りそうな、日本語世代の台湾人おやじだった。今の話、全部想像ね。でも、ありがち。
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